【ChatGPTの始め方4】要約生成で情報収集を時短化

はじめに

人が大量の文章を読むことは、それなりの時間と精神力を消費します。読んだ挙げ句、求めていた内容ではなかった時はさらに別のページや書類を読み直すと行ったことにもなります。このように、ちゃんと「読む前にざっくり書いてある内容を知りたい」、「そもそも概要が理解できればそれでOK」といったケースも多々あると思います。そういった時はChatGPTに文章を読ませて要約してもらうことで瞬時に概要を把握することができます。

 

ChatGPTで要約する際の注意点

まず、ChatGPTの古い情報ではプラグインを使って要約できるといった記述が多く残っていますが、現在のChatGPTではプラグインが廃止になっているのでその方法ではできません。ChatGPTでガッツリ要約を行いたい場合はすぐに有料版のChatGPT Plusに加入することをおすすめします。無料版の機能では、要約するために必要な元情報の読み込み量が少なすぎるためです。その代表的な差が下記となります。

1.チャットで読み込める文章量の差
要約するための元の文章、例えば長文で書かれたブログ記事や論文のようなものは無料版のChatGPTに読み込ませることができないため要約することができません。無料版で何文字までなら読み込まれるかという性格な情報は公開されていませんが、実際に試してみるとその限度が全く足りないことがわかると思います。

2.ファイル読み込みの差
無料版のGPTではチャットにテキストしか送信できませんが、有料版のChatGPT Plusにすると書式ファイルが送信できるようになります。ワードやエクセル、PDF、HTMLなど、様々な資料のファイルそのまま読み込んで要約することができます。わざわざすべての文章をコピーして貼り付けなくて良いので大変便利な機能となります。ファイルの送信もチャット画面にドラッグするだけの簡単操作です。

3.インターネットブラウジングの差
Webページを直接要約したいといったことも多々あります。ですが現在のChatGPTでは、無料版と有料版のどちらのチャットでもインターネットの情報に直接アクセスすることはできません。ですが、有料版のChatGPT Plusで利用できる「GPTs」ではそれも可能になります。GPTsとはカスタムGPT機能のことで、ユーザーが独自のGPTチャットを作成できる機能です。この機能ではURLを入力したページの要約を生成することができます。

 

 

Webページを要約してみよう

ここでは試しにWebページの要約を行ってみます。要約するページは、最近良く広告で流れてくる「完全メシ」の冷凍食品のページを要約してざっくりサービス概要を把握します。ここではGPTsにある「ウェブサイト 要約ボット」を使用してみます。

1.GPTsを検索する
Explore GPTsをクリックして「要約」で検索。

表示された「ウェブサイト 要約ボット」のチャットを開きます。

2.要約を依頼する
下記のように要約するURLを添えた依頼文を送信します。

You
このページを要約してサービスの概要を教えて下さい。
https://frozen.nissinkanzenmeshi.com/

すると、下記の要約が返ってきました。

ChatGPT

日清完全メシのサービス概要要約

  1. サービス期間と成果:
    • 「完全メシ」シリーズは2022年5月30日から2024年2月29日までの期間で提供され、その間の累計出荷数が日清食品の調査に基づいています。
  2. 専門家の関与:
    • 製品開発チームには複数の管理栄養士が所属しており、栄養バランスに配慮した商品開発が行われています。
  3. 定期購入プランの柔軟性:
    • 初回の注文を除き、解約料は無料で、いつでも解約が可能です。
    • 定期購入は、次回お届け日の6日前までにマイページで解約やスキップが可能です。
  4. 賞味期限と商品サイズ:
    • 多くの商品の賞味期限は製造日から12ヶ月ですが、特定の商品(例: テリヤキチキンピザ)は10ヶ月です。
    • 商品サイズは異なるため、購入前に冷凍庫の空き容量を確認することが推奨されています。
  5. 注文と配送:
    • 日清食品グループのオンラインストアでは、賞味期限が3ヶ月以上残っている商品のみを出荷しています。

 

このように縦長のランディングページに目を通さなくてもサービスの概要や重要なポイントを瞬時に把握することができます。

 

おわりに

今回は簡単な要約で行いましたが、もっと長文の資料や英語の論文なども日本語で要約することができます。この方法を使うことで多角的な情報収集を瞬時に行うことができるので、使い出すと手放せない機能になります。

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